弊社代表 小山絵実の経歴や、会社の成長、子育てママに対しての働き方の取り組み、レンタルドレスサービス「おしゃれコンシャス」などが紹介されております。
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(掲載元:中日新聞)アイデア社長は元準ミス日本代表
二〇〇四年にミス・インターナショナル日本代表のコンテストで準ミスに選ばれた小山絵実さん(33)=蒲郡市松原町=が社長を務める貸ドレス会社「ミスコンシャス」(同市大塚町)が、売り上げを伸ばしている。インターネットを介してドレスを貸すという珍しい業態に目を付け、アイデア社長として腕を振るっている。
会社の保管庫には、小山さんが自ら買い付けたきらびやかなドレスが二千着以上も並ぶ。
「デパートの売り場で並んでいるような品をそろえています」。
一着数万円はするドレスに加え、ネックレスやバッグも希望に応じて組み合わせ、全国へ発送している。
小山さんは「女性は結婚式などでは着飾りたい。とはいえ、日常的に着ないのに三万円のドレスは買いたくないはず」と話す。
一二年に名古屋市で店舗型の貸ドレス会社を起こし、地元蒲郡でインターネット専門へと転じた。
「オンラインだと試着の際に汚れる心配がない。お客さまの選択肢も増える」。売上高は右肩上がりで、一七年七月期は二億円を見込む。三年前と比べると約四倍に急成長した。
一七一センチの長身と柔和な笑顔が特徴的。
かつてミスコンテストで入賞した母親や叔母の影響で、大学時代にミス・インターナショナル日本代表に応募すると、数千人の中から準ミスに選ばれた。いとこには、宝塚歌劇団のトップスター・珠城(たまき)りょうさんがいる。
その後はモデルなどとして活躍し、二十五歳で結婚。
夫の協力もあって、「夢だった」起業を実現した。現在は二十人近くの従業員を率いる。
従業員のほとんどを占める既婚女性が安心して働けるよう、社内にキッズルームも設置。女性ならではの発想で経営に打ち込んでいる。
華やかな舞台に立った経験は今に生きている。
「私自身がそうだったように、女性は着る物一つで背筋が伸びる。自信が持てる。そんなドレスを提供していきたい」と生き生きと話した。
(木村尚公)