弊社代表 小山 絵実が、レンタルドレス事業を始めたきっかけや、実際に取り組んでいる、働きやすい環境整備についても掲載頂きました。
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(掲載元:日本商工会議所のビジネス情報誌『石垣』)第18回女性起業家大賞・グロース部門最優秀賞
ドレスは「ネットでレンタル」へ
豊富な品ぞろえと情報発信で成長中
“着飾る喜び“提供したい
旬のドレスを気軽にレンタル
20代後半の頃、友人・知人の結婚式に立て続けに呼ばれ、そのたびに新しいパーティードレスを購入していました。しかし、ご祝儀も合わせると出費は大きく、次第に1、2回しか着ないドレスを買うことに不満を抱き始めました。「質の良いトレンドのブランドドレスを気軽にレンタルできたら」。そんな思いが、ドレスのレンタル事業を始めたきっかけでした。
ドレスに着目したのは、19歳のとき、準ミス・インターナショナル日本代表に選出されたことも影響しています。ジーンズにTシャツで大学に通う普通の学生だった私は、1枚のドレスをまとうだけで自信が湧き、心から笑顔になれることを知りました。「ドレスの力ってすごい」。そう感じると同時に、「全ての女性が笑顔で”着飾る“ことを楽しめたら」と願うようになりました。現在、業界最大級に成長した当社のオンラインレンタルドレスサービス「おしゃれコンシャス」には、そんな私の切実な思いが込められています。
創業当初は店舗でのレンタルでしたが、郊外のお客様にも気軽に利用してほしい、試着で汚れたドレスを貸し出したくないとの思いから翌年オンライン化を実現。クリーニングしたてのドレスを貸し出すため「試着不可」とし、サイズや着心地への不安は4万件以上のお客さまレビューや詳細なサイズ表記、専門スタイリストによる電話・メール相談を充実させることで払拭しました。また、バッグや靴も含めた豊富な品ぞろえと厳しい社内検品、定期的な新作の投入で、顧客満足度96%、延べ利用者数13万人以上の実績を上げています。当初は想定外だった40代~60代の女性にも支持されるようになり、現在は同窓会や卒入学、発表会などあらゆるシーンでご利用いただいています。
子育て中も働きやすい会社に
当社はママ社員が活躍していることで、育児中の女性だけを採用していると思われがちですが、実際は優秀な人、意欲ある人を求めて採用したら、育児中の女性が多く集まったのです。そこで、社内にキッズルームを併設し、子どもが急な病気のときも罪悪感なく休めるよう一つの業務を2人以上で行うワークシェアリング方式を導入するなど働きやすい仕組みや環境を整備。有給休暇取得率100%、残業0時間を実現しました。また、社会経験が少ない人も「頑張るって楽しい!」と思えるよう半年ごとに誰もが一番を目指せる基礎スキルの社内競技会「おしゃコンカップ」を開催し、小さな成功体験を積み重ねてもらっています。その結果、人材不足が深刻な愛知県で、現在パート・アルバイトの採用の倍率は20倍を超え、会社にプラスの影響を及ぼしています。
レンタルドレス業界は、まだ黎明期。「ドレスはレンタル」が当たり前の文化を創造し、全ての女性に「着飾る喜び」を届けるとともに、誰もが頑張れば輝ける会社をつくっていきたいと思います。