豪華客船での優雅な旅は、「時間にもお金にもゆとりがある人達だけの特権!」と思っていましたが、ここ数年、比較的リーズナブルな料金で楽しめるプランも。
日本でも徐々に人気が高まっています。
短期のクルーズから長期クルーズまで、多様なクルーズプランを楽しむ事もでき、一度は経験してみたい旅のひとつですよね。
でもクルージングって、どんな服を着て行けばいいの?
もしも、体調が悪くなってしまったら?
あれこれ心配もありますよね。
素敵なクルーズタイムを過ごすために、慣れない船の上での注意点を踏まえて、昼・夜それぞれのおすすめコーディネートをご紹介します。

監修 小山 絵実(コヤマ エミ)
経歴
準ミスインターナショナル日本代表(2004年度)
ミスアース日本代表(2005年度)
女性起業家大賞最優秀賞 受賞(2019年)
日本化粧品検定1級 保有
現在
株式会社ミスコンシャス 代表取締役社長(2012年~)
業界最大級のインターネット専門レンタルドレスショップ「おしゃれコンシャス」を運営しています。
ファッションモデルやアパレルバイヤーの経験もあり、おしゃれコンシャスでは主に商品の仕入れを担当。
TV、新聞をはじめとする100を超えるメディアに出演しています。
長年の経験と培った専門知識をもとに、信頼できるマナー・ファッション・美の情報をお届けします。
CONTENTS
クルージングの服装選び
「ドレスコードとは?」
ディナークルーズで設定されていることが多い「ドレスコード」その場所や、時間帯にふさわしい服装のマナー、約束事のことです。
あまり堅苦しく考えず、普段とは一味違った雰囲気や、おしゃれを楽しむという気持ちでOK。
たとえば手持ちの服に、アクセサリーやスカーフなどをワンポイントプラスすれば、いつもとは違った特別な気分に。
船やプランによっては、ドレスコードの指定がありますので、事前に確認しておくことをおすすめします。

日中はカジュアルなものでOKなんです。
基本的に、クルージングでのドレスコードは、17:30(夕食時)以降の時間において指定される服装の事を言い、大きく分けると、
- カジュアル
- セミフォーマル
- フォーマル
の3種類になります。
夜の風景にも負けないカラードレスがおすすめです。
ジュエリーで華やかに、気候がよければ肩出しも歓迎!
ドレスコードの指定がない場合でも、おしゃれにドレスアップして、素敵なクルージングにしたいですよね!
それでは、代表的なスタイルを、例としてお伝えします。
カジュアル
男性は、スラックス、襟付きのシャツ、ジャケット等を着用。女性は、ワンピース、スカートとシャツ、サンドレスなどを着用します。
サンドレスって?
「太陽の光のもとで着用する」という意味で名付けられた夏ドレス。
海岸などリゾート目的で着用する、背中や肩が広めにあいたデザインが魅力的です。
明るく華やかなデザインのものや、綿などの通気性のよい素材やものが多いのも特徴。
「太陽の光のもとで着用する」という意味で名付けられた夏ドレス。
海岸などリゾート目的で着用する、背中や肩が広めにあいたデザインが魅力的です。
明るく華やかなデザインのものや、綿などの通気性のよい素材やものが多いのも特徴。
セミフォーマル・インフォーマル
男性は、ダークスーツ、ブレザー・ジャケット(ネクタイ着用)女性はワンピース又はスーツ(パンツスーツも可)、カクテルドレスを着用。
フォーマル
女性は、イブニングドレス・カクテルドレス・着物を着用。男性は、タキシード・ダークスーツにネクタイドレスシャツ・カマーベルトを着用。
※フォーマルの様子は客船によって異なります。
ドレスコードについて、もっと詳しく知りたい方はこちら。
彼との記念日に!
クルージングデートコーデ
船上でのデート服は甘くなりすぎず、海風のようにさわやかなコーデが◎でも、レディ感はしっかりキープしたいですね。
ランチタイム
真っ白なデッキの上で、きれいに映える鮮やかなドレスが狙い目。爽やかさのあるコーデは、彼からも好印象!
特別なランチクルーズデートにぴったりです。
ディナータイム
夜景にも負けないくらいの目を引くカラーがGood!ロマンチックな記念日デートに・・・。
思い出作りに!
家族でクルージング旅
子供たちにとっても最高に楽しめるファミリークルーズ。小さいお子様の動きにも対応できる、スマートなコーデがおすすめです。
上品さを欠かさなければ、プチセレブコーデにも。
ランチタイム
ディナータイム
熟年夫婦ならフルムーンで!
クルージング旅行へ
子育ても一段落した世代、夫婦水入らずでのフルムーン旅行。エレガントを取り入れ、新婚時代を思い出して素敵な時間を。
ランチタイム
ディナータイム
客船別のフォーマルをご紹介!
ドレスコードが“フォーマル”の場合も、客船のグレートによってドレスアップ度がかなり違ってきます。ですが、この日ばかりは「華やかに着飾って楽しんでしまおう」という思いは共通かもしれませんね。
【カジュアル船】
コスタクルーズ、MSCクルーズ、ロイヤルカリビアンインターナショナルなど。結婚式に来ていく衣装、ホテルなどでのディナーで着るようなドレスが多くなります。
【プレミアム船】
ホーランドアメリカライン,セレブリティルーズなど。ロングドレスやカクテルドレスが多いです。
和装は海外の方に喜ばれますが、浴衣や甚平は正装ではありませんのでNGとなります。
結婚式に来ていく衣装に、宝石やアクセサリーなどで華やかさをプラスするのがGood!
【ラグジュアリー船】
キュナード、クリスタルクルーズ、シーボーン、シルバーシー、AMAなどリバークルーズの場合。品のいい上質なドレスが多くなります。
客船会社の中でも最もフォーマル度が高く華やか。
男性はタキシード率80%と、タキシード率が高くなり、女性はロング丈のカクテルドレスが多くなります。
ボウルドレス(スカートの広がったロングドレス)も好まれますし、スレンダーなタイプのロングドレスも素敵ですよね。
船上ならではの注意点
船上で過ごす特別なひととき、気を付けたいポイントをご紹介します。服装の注意点
スカート
おしゃれにドレスアップしてのクルージング。デッキでは風が強いため、スカート選びに注意しましょう。
素材が軽めのフレアスカートや、サーキュラースカートは時にヒラヒラとはためいてしまうことも。
見ている方もハラハラドキドキ。
ひざ上丈のスカートでも、タイトなフォルムや、フレア少なめのデザインなら、強風にも負けません。
ヘアスタイル
同様にロングヘアも、すっきりまとめ髪にするのがおすすめですね。シューズ
水しぶきでデッキが濡れているところもあるため、足元が滑りやすくなっています。履きなれた靴がベスト。
太めヒールをチョイスすれば、ドレスアップの足元もおしゃれに決まりますよ。
羽織もの
船内は冷房が効いています。またデッキでは強い紫外線が・・・。
寒さ・日焼け対策としても一枚羽織るものがあるとよいでしょう。
船酔いも心配!
普段乗り慣れていない船に、体調不良は否めません。前日はしっかり睡眠を確保し、事前に酔い止め薬を飲んでおくことは大切ですね。
それでも気分が悪くなってしまったら、スタッフに伝えて、指示に従うと良いでしょう。
医務室で休ませてもらったり、船医の対応により薬をもらうこともできます。
気分もウキウキする特別なイベント、クルージング。
ランチクルーズはさわやかに、サンセット~ディナークルーズはロマンチックに。
海や夜景に負けないくらい、とびきりのおしゃれをして素敵な時間を楽しんでください。