宿坊に泊まりながら座禅・写経・滝行などの修行体験ができるお寺として全国から参拝者が訪れる人気のお寺です。
創建は1200年前にさかのぼり、古くから安産・子宝・縁結びにご利益があるとされる寺院でもあります。
そんな二尊院の仏前結婚式について、二尊院の住職 田立さんご協力の元、その魅力を紐解いていきます。
これを読めば結婚式当日には仏前結婚式の醍醐味をばっちり味わえるようになりますよ♪
監修 小山 絵実(コヤマ エミ)
経歴
準ミスインターナショナル日本代表(2004年度)
ミスアース日本代表(2005年度)
女性起業家大賞最優秀賞 受賞(2019年)
日本化粧品検定1級 保有
現在
株式会社ミスコンシャス 代表取締役社長(2012年~)
業界最大級のインターネット専門レンタルドレスショップ「おしゃれコンシャス」を運営しています。
ファッションモデルやアパレルバイヤーの経験もあり、おしゃれコンシャスでは主に商品の仕入れを担当。
TV、新聞をはじめとする100を超えるメディアに出演しています。
長年の経験と培った専門知識をもとに、信頼できるマナー・ファッション・美の情報をお届けします。
アクセス
駐車場は13台ほど停められるスペースが確保されています。
もちろん駐車代は無料。
安心して車で来ることができますね。
電車を利用される場合は、JR山陰本線「人丸駅」が最寄り駅です。
駅からは車で15分ほどの道のりで到着。
駅からは車で送迎をしてもらえる場合があるので、公共交通機関で来る方は、事前にご相談くださいね。
龍伏山天請寺二尊院(りゅうふくざんてんしょうじにそんいん)
- 所在地:山口県長門市油谷向津具下久津3539
- TEL:0837-34-1065
二尊院の仏前結婚式
「念珠交換」は仏前結婚式ならではの儀式。数珠の珠は魂に例えられ、数珠の交換はお互いの魂の結び付きを意味します。
そう考えると、お互いの腕に数珠を掛けるシーンがより感慨深いものになってきますね。
「結婚式でもお経を読むの?」と驚くかもしれませんが、読経も仏前結婚式らしい儀式の一つ。
両家の繁栄を願いながら、自分を育ててくれた両親への感謝の気持ちを振り返る意味があります。
毎日が慌ただしく過ぎて行くなかで、自身を省みる貴重な時間になりそうです。
こちらは国指定重要文化財にもなるご本尊「釈迦如来」「阿弥陀如来」。
式のあとには、普段は公開されていない2体の御本尊を参拝することができます。
仏さまの前で立てる夫婦の誓いは、かけがえのない思い出になることでしょう。
式のあとの写真撮影は、隣接する「楊貴妃の里」に足をのばしてはいかがでしょうか。
楊貴妃の里は、楊貴妃伝説にちなんだ中国風の庭園です。
異国情緒あふれる庭園での記念撮影は、思い出に残ること間違いなしです。
控室・更衣室
控室や更衣室は、「宿坊えんとき」になります。着付けはもちろん、ヘアセットやヘアメイクもOK。
お子様連れや妊娠中のゲストが参列する場合は、相談に応じて授乳室やキッズスペースを用意してくれることも。
安心して結婚式に参列できる環境を整えてくれるのはとてもありがたいですね。
「宿坊えんとき」とは?
「宿坊」とは、お寺の宿泊施設のこと。
かつては僧侶や参拝者が泊まるための施設でしたが、今は一般の方でも気軽に宿泊できる施設として人気を集めています。
「えんとき」の名前は、もつれた縁の糸を解いて、これからの人生を歩むのに必要な縁の糸だけを選び、改めて結びなおすことに由来するもの。
その名の通り「宿坊えんとき」では、座禅や写仏といった一般的な修行体験だけでなく、住職ととことん話ができる「夜の坊主バー」や「懺悔(ざんげ)カウンセリング」といったユニークな体験ができます。
二尊院の見どころ・体験
クレオパトラ、小野小町と並んで世界3大美女と言えば楊貴妃。その楊貴妃が亡くなったと伝えられている場所に「二尊院」があります。
楊貴妃のお墓と伝えられるのが「五輪塔」。
五輪塔にお参りすると、安産、子授け、縁結び、美人になる御利益があるそうです。
ぜひ訪れたい場所ですね。
もう一つの見どころが油谷湾。
事前に申し込みをすれば、この美しい海をクルージングすることができます。
なんと、船のかじをとるのが住職の田立さん。
船上からしか見ることが出来ない場所に連れて行ってくれます。
最後は、厄玉を使った厄払いもでき、身も心もリフレッシュできそうです。
二尊院でできる体験の中で一番人気は「滝行」。
滝行に参加した方からは「体が軽くなった気がします」との声があるほど。
かつて山岳修行者が修行の場として使ったとされる滝で、心身ともにリセットしてみては?
まとめ
「仏さまとご先祖さまに感謝を捧げ、来世までの結びつきを誓う」という仏教の教えに沿って執り行われる仏前結婚式。厳かな式の中でも親しみやすさを感じるのは、住職ご夫婦の心からのおもてなしがあるからこそ。
二度と無い二尊院での仏前結婚式を心から堪能できるように祈っています。