初節句はお子さんの一生に一度しかない大切なイベント。
良い思い出を残したいですよね!
男の子の初節句をどのようにお祝いしたらいいか悩んでいるご両親のために
・男の子の初節句の一般的なお祝いの仕方
・写真やお食事のときのお子さん、お母さんの服装
・初節句に関する疑問
をまるっとご紹介します。
ご両親、お子さんにとって、素敵な思い出に残る初節句にしましょう♪
監修 小山 絵実(コヤマ エミ)
経歴
準ミスインターナショナル日本代表(2004年度)
ミスアース日本代表(2005年度)
女性起業家大賞最優秀賞 受賞(2019年)
日本化粧品検定1級 保有
現在
株式会社ミスコンシャス 代表取締役社長(2012年~)
業界最大級のインターネット専門レンタルドレスショップ「おしゃれコンシャス」を運営しています。
ファッションモデルやアパレルバイヤーの経験もあり、おしゃれコンシャスでは主に商品の仕入れを担当。
TV、新聞をはじめとする100を超えるメディアに出演しています。
長年の経験と培った専門知識をもとに、信頼できるマナー・ファッション・美の情報をお届けします。
CONTENTS
そもそも初節句とは?
節句とは、子供が病気なく無事に元気に成長することを願う行事。男の子の場合、5月5日の端午の節句にお祝いするのが一般的です。
そのなかでも初節句は赤ちゃんが生まれて初めて迎える節句で、赤ちゃんの誕生を喜ぶと同時にこれからの健康と成長を願う意味で行われるものです。
一生に一度の初節句なので素敵な思い出を残したいという方も多く、たくさんのお祝いの方法があります。
男の子の初節句のお祝いの仕方
初節句のお祝いの仕方は一般的に3つのパターンがあります。
気になる内容があれば、下の項目↓をクリックしてみてくださいね。
五月人形や鯉のぼりを用意してお祝い
まずは、五月人形やこいのぼりを用意します。五月人形やこいのぼりにはお子さんを守ってくれるような由来があるのですよ。
自分の住んでいる場所や飾る場所を考慮して、ご家族にあった素敵な五月人形やこいのぼりを用意してみて下さい。
五月人形を飾る由来
五月人形には、男の子を病気や事故などの厄から守り、健やかに成長してくれますようにという願いが込められています。室内に飾るので内飾りと呼ばれ、家の中でのお子さんの成長を見守ってくれるものです。
五月人形には鎧飾りや兜飾りなどの様々な種類があります。
大きさや種類など、飾るスペースを考えて選ぶのがベスト◎
\インスタでも人気!cuna selectの五月人形/
鯉のぼりを飾る由来
こいのぼりは中国の登竜門伝説というものに由来しています。
中国の黄河上流に激流が連なった竜門と呼ばれるところがあり、そこを登り切った魚は竜になるという伝説です。
そんな伝説から、空高く舞うこいのぼりは立身出世の象徴となり、縁起物として扱われるようになったと言われています。
近年はマンション住まいや近隣との間隔が狭くこいのぼりが建てられないという事情から、内飾りのみを飾る家が増えてきています。
五月人形や鯉のぼりを出す時期
五月人形やこいのぼりを出す時期は、春分の日頃から4月の下旬辺りに出すのが一般的。お日柄もよく、天気のいい日に出すといいですよ◎
端午の節句前日や当日など、ギリギリに飾るのは「一夜飾り」とよばれ、あまり縁起が良いものではありません。
余裕を持って出すようにしましょう。
五月人形・こいのぼりの相場は?
鎧飾りは10万~20万、兜飾りは5万~10万程。
こいのぼりは鯉の数にもよりますが、1万~10万程度です。
種類や大きさによって値段も様々あるので初めに予算を決めておくのがベスト。
誰が買うの?
昔ながらの風習では、母方の実家で用意するのが一般的。
最近では特別な決まりは薄れているので、家族の中で誰が買うのかを話し合うのが大切です。
鎧飾りは10万~20万、兜飾りは5万~10万程。
こいのぼりは鯉の数にもよりますが、1万~10万程度です。
種類や大きさによって値段も様々あるので初めに予算を決めておくのがベスト。
誰が買うの?
昔ながらの風習では、母方の実家で用意するのが一般的。
最近では特別な決まりは薄れているので、家族の中で誰が買うのかを話し合うのが大切です。
家族で食事をする
初節句での食事は、お子さんのお祝いをしてくれたご家族親戚へのお返しの意味で、お子さんのご両親が食事会を開くというのが一般的。ご家庭や地域での風習もあるので、出席する方々にまずは相談してみるのも大切です。
初節句では特に「これを食べなければだめ!」というものはありません。
ご家族やお子さんが好きなものなどで、楽しく食事できる空間を用意しましょう♪
〇自宅で食事を行う場合
赤ちゃんと一緒の外食はちょっと気が引ける……そんな方は自宅で食事会を行うという方法もあります。
しかし「ひなまつりはちらし寿司」のように、端午の節句には特にこれを食べるという定番のメニューはないんです。
そのため、縁起物やお子さんが好きなメニューを出すという家庭が多いようですよ。
ちらし寿司やお寿司、鯛など、お子さんが食べられなくてもご家族で楽しめるような食事が多いみたいですね。
端午の節句ということで、ちまきや柏餅を用意する人も多いですよ。
こちらは1歳前後の赤ちゃんが食べられる初節句のお食事です。
お子さんが喜ぶような可愛いお食事が多いですね!
食事の場所は?
昔は自宅に招いて食事会を行うのが普通だったのですが、今は核家族であるということから家が狭かったり、準備が大変だったりという理由で、お店で行うことも多くなってきています。
外食する際は、赤ちゃんがいても気兼ねなくお食事ができる個室があるお店を選ぶと◎
昔は自宅に招いて食事会を行うのが普通だったのですが、今は核家族であるということから家が狭かったり、準備が大変だったりという理由で、お店で行うことも多くなってきています。
外食する際は、赤ちゃんがいても気兼ねなくお食事ができる個室があるお店を選ぶと◎
記念写真を撮影する
写真は記念に残り、お子さんが大きくなってからも見返すことができるので素敵な思い出になります。自宅で五月人形と共に撮影するのももちろん素敵ですが、スタジオでプロのカメラマンに撮ってもらうという方法もあり!
スタジオによっては子供の衣装の貸し出しがあったり着替え放題があったりと、たくさん衣装を着て撮影することも可能なんですよ。
自宅で撮影
SNSでは自宅で撮影した様子をアップしている人も多数。成長の証として自宅の五月人形と共に毎年同じところで撮るというのも素敵ですね♪
・こんな人におすすめ
いつでも手軽に撮影したい人。
自分で理想通りに撮影したいなど、イメージがハッキリしている人におすすめ。
・メリット、デメリット
メリットは、お子さんの体調に合わせて、好きな時、思い立った時に撮影できるところ♪
デメリットは自分で衣装を準備する必要があるほか、撮影者がいないので全員での撮影が難しいところ。
・用意するもの
やはり、初節句なので五月人形やこいのぼりと一緒に撮影できるといいですね。
あとはお子さんの袴や陣羽織があるとより雰囲気が出て◎
自宅とは思えないほどのクオリティの方がたくさん!
自分だけの素敵な空間を作れるのも自宅撮影のいいところですね。
スタジオで撮影
スタジオでの撮影は本格的な写真が撮れるのが魅力。・こんな人におすすめ
撮影スタイルなど、全てプロにお任せしたい人。
衣装もレンタルできるので、子供の衣装を持っていない方にオススメ。
・メリット、デメリット
メリットは撮影者もプロなので、お子さんの素敵な笑顔を引き出してくれるところです。
たくさんの中から衣装を選び好きな物が着られるところがいいですね。
デメリットは予約が必要なところ。
イベント時は予約が集中するので、予約が取りにくいということもあるかもしれません。
さらに、せっかく予約したのに子供が体調を崩し、撮りに行けなかったということもありそう…。
・用意するもの
自宅で用意するものはほとんどありません。
必要なことは事前予約くらいですね!
主役は赤ちゃん!
カッコかわいい服装をご紹介
初節句なので思い出に残るかっこかわいい服を着せてあげたいですよね♪お写真を撮るときや、お食事のときにぴったりの服装をご紹介します。
ぜひ参考にしてみて下さい!
写真を撮るとき
写真は一生残るので服装もしっかりきめていきましょう!本格的に見せながらも着付けの簡単な袴や、動きやすいスーツ風の洋服もあるので参考にしてみて下さい♪
お食事に行くとき
かっこよく決めたいけど、お食事に行くときはやっぱり動きやすさや汚れが心配。汚れも気にならない服などお食事に適した服をご紹介します♪
お母さんもおしゃれに♪
清楚感ある服装を心がけて
お母さんの服装は基本的には自由。ただ主役はやはり我が子なので、あまり派手すぎないようにしましょう。
清楚感のある服装を心がけることがポイント♪
写真を撮るとき
写真は形に残るものなので、後悔がないようにバッチリ決めたいところ。着物やスーツが一般的ですが、子どもが小さいうちは授乳の心配や抱っこの必要もあり、服装選びも難しいもの。
そんな悩みをカバーしつつ、特別な日に着たい写真映えするスーツをご紹介します。
お食事に行くとき
お食事に行くときは親戚も一緒というパターンは多いはず。義父母に「良いね!」って思われる服装を心掛けたいですよね。
お子さんと一緒に過ごすので、印象も良く、動きやすい服装をご紹介します。
祖父母や父親の服装選びも気になる!
初節句の家族の服装についてもっと知りたい方はコチラ!男の子の初節句あるあるな疑問にお答えします!
初節句はお子さんにとって人生で一度きりのこと、初めてのご両親も疑問に思うことがたくさんあると思います。そんな疑問もひとつひとつここで解消していきましょう♪
4月生まれのお子さんの場合はその年に初節句をやる?
4月生まれのお子さんは生まれてすぐに端午の節句がやってきますね。お母さんも育児に慣れない頃なのに、すぐに初節句のことを考えるのは大変です。
最近では、初節句を翌年に持ち越して色々と落ち着いてから行うという家庭も少なくありません。
「生まれてすぐにやるのはダメ」とか「翌年しかダメ」などの決まりはないので、ご家族で相談して都合がよいときにお子さんのためにお祝いをしてあげましょう。
2人目3人目の男の子の初節句はやる?やらない?
五月人形には「厄の身代わり」という意味があり、一人につき人形一体いうのが本来の考え方です。最近では飾るところがないなどの理由から、長男のものだけを飾るという家も多くなってきています。
しかし、由来が由来なだけにどうしても気になるお母さんも多いはず。
2人目からは……
- 長男の時は五月人形、次男からはこいのぼりを一匹ずつ増やしていく
- 次男の名前の刺繍だけ用意する
- 小さい飾りを用意する
というやり方も。
どうしても五月人形を全員分買わなきゃいけないということはありません。
ご家族にあった方法でお祝いをしてみて下さい。
五月人形や鯉のぼりは絶対に用意しないといけない?
最近では、置き場所や収納場所などの問題から購入しない家庭も少なくありません。そのぶんインテリアとして節句の小物を飾り、自分たちなりに楽しんでいる方も多いようですよ。
しかし祖父母からしたら「何故?」となってしまうこともあるので、買わない意思ならば周りに説明が必要です。
端午の節句に食べる物ってある?
端午の節句で主に食べられるものは、ちまきや柏餅です。まだお子さんは食べられないと思うので、ご家族で食べてみて下さい♪
お祝いのお食事に関しては特に決まりはないですが、お祝いの席なので、赤飯や鯛などの縁起物を食べる家庭も多いようですよ。
初節句のお祝いのお返しは何をしたらいい?
初節句のお返しは基本、お祝いをくださった方を招待してお食事会を開くというのが一般的。みんなで食事をしてお子さんの成長を祝うというのがお返しになります。
遠方で招待が難しい場合などはお返しの品を郵送しましょう。
男の子の初節句を家族の素敵な思い出に♪
初節句のお祝いの仕方は様々あります。ご家族に合った形で素敵な思い出に残るよう、素敵な初節句のお祝いをしてみて下さい♪
お子さんにもきっと喜んでもらえますよ♡