発表会のドレスを選ぶのも楽しみの一つですよね。
特に大人用の発表会のドレス選びは、子供用と違って気をつけることも多い!
どんなドレスを選んだらいいのか迷ってしまいますよね。
ここではピアノ発表会で着る大人用ドレス選びのポイントについてお伝えします。
ドレスを着ているのになんだかしっくりこないのは何で?
など、失敗しない発表会ドレス選びの参考にしていただければ嬉しいです。
監修 小山 絵実(コヤマ エミ)
経歴
準ミスインターナショナル日本代表(2004年度)
ミスアース日本代表(2005年度)
女性起業家大賞最優秀賞 受賞(2019年)
日本化粧品検定1級 保有
現在
株式会社ミスコンシャス 代表取締役社長(2012年~)
業界最大級のインターネット専門レンタルドレスショップ「おしゃれコンシャス」を運営しています。
ファッションモデルやアパレルバイヤーの経験もあり、おしゃれコンシャスでは主に商品の仕入れを担当。
TV、新聞をはじめとする100を超えるメディアに出演しています。
長年の経験と培った専門知識をもとに、信頼できるマナー・ファッション・美の情報をお届けします。
CONTENTS
ピアノ発表会 大人用ドレス選びのポイント
きれいなドレスがたくさんあって迷ってしまいますが、まずは以下のポイントをおさえて!1.演奏シーン(場所、立場など)に合わせたドレス
ピアノ発表会に限らずドレス選びに大事なのは、場所や立場に応じた服装を心がけること。大人としての最低限の服装マナーは、発表会の雰囲気を損なわないためにも大事なポイントです。
2. 演奏しやすいドレス
ピアノを演奏するためのドレス選びなのに、つい見落としがちなのが演奏のしやすさ。ピアノの場合はドレスの丈や袖まわりが重要なポイントなので、しっかり押さえましょう!
3.ステージ映えするドレス
ステージ映えするドレスは、ずばり赤やオレンジなど、はっきりとした明るい色。逆に、ダーク系カラーを選ぶ場合は、背中や横姿が美しいデザインのドレスがステージ映えします。
演奏シーン別(場所・立場)
ピアノ発表会大人用ドレスを
ご紹介
ピアノ発表会の場所や立場(演奏者、連弾・伴奏者)に合わせた大人用のドレスをご紹介します。
【大ホールでの発表会】
エレガントなロングドレスできめて!
正礼装に格付けされるロングドレスは、大ホールなどの格式高い会場にぴったり。服装マナーをおさえたエレガントなロングドレスで発表会に安心してのぞめます♪
【アットホームな発表会】
きちんと感のある華やかドレスが◎
観客と演奏者の距離が近いアットホームな発表会では、多少のカジュアルダウンもOK。ただカジュアルすぎないよう、きちんと感のある華やかドレスを選んで。
連弾・伴奏ピアニストには
ブラックドレスがおススメ
演奏者を立てる立場の連弾・伴奏ピアニストは、控えめカラーのブラックドレスがおススメ。もちろん連弾・伴奏者に限らず、ブラックカラーは女性を美しく見せることからも演奏者にも人気のカラーです。
ドレス選びの参考にしたい!
前回の発表会を事前リサーチ
ドレス選びで悩むのは、発表会で浮かないか?ということ・・・。ドレスアップするレベルは、地域柄や発表会の種類、先生によってそれぞれ異なります。
悩んだときは「前回の発表会の雰囲気」を事前にリサーチしておくと安心。
特に、前回の発表会の集合写真は、雰囲気が一目でわかるのでおススメですよ♪
断然、演奏しやすい♪
ピアノ発表会大人用ドレス
演奏シーンの次に優先させたいのが、演奏がしやすいドレス。ピアノの演奏の邪魔にならない機能性を重視したドレスを選びましょう。
ドレス丈が重要!
ペダルを踏むときに邪魔にならない丈
ドレス丈が長すぎるとペダルを踏むときにドレスを踏んでしまい、演奏に支障が出てしまいます。またステージに登場する際にもスカートの裾を両手で持ち上げる格好となり、イメージダウンにも。
必ず事前に発表会で使う靴を履いてドレスの裾の長さをチェックしましょう。
低身長さんには
“ミディ丈“のドレス
演奏のしやすさはもちろん、低身長さんだって綺麗に着こなせるミディ丈のドレスをご紹介します。
高身長さんには
“ロング丈”のドレス
高身長さんだからこそ演奏の邪魔にならずに、ロングドレスが着こなせる!上品でステージ映えするロング丈のドレスをご紹介します。
ドレス袖にも着目!
半袖もしくはノースリーブを選んで
意外と重要なのが、袖のデザイン。袖が長くぴったりとしたドレスだと、腕が自由に動かせない場合も。
演奏の邪魔にならないのは、半袖もしくはノースリーブが◎です。
待ち時間には
ボレロやショールを羽織るとGOOD
半袖やノースリーブのドレスだと、待ち時間の時に肩が冷えてしまいます。肩を冷やさないように、基本的に夏も冬も冷え対策が必要です。
出番になったら、サッと脱げるボレロやショールを羽織るのがおすすめです。
胸元も要チェック!
空きがないものを
最後にチェックしたいのは胸元。胸元が空いていると、演奏中に胸元が気になったり、お辞儀をするときに胸元が見えたりすることも。
せっかくの発表会なのに、胸元ばかりが気になり発表会に集中できません。
発表会の前には実際にドレスを着て、胸元もしっかりチェックしておきましょう。
ステージ映えする
ピアノ発表会大人用
美ドレスはこれ!
失敗しないためのピアノ発表会大人用ドレス選びの最後のポイントは、ずばり「美ドレス」。ステージ映えする美ドレスで、聴衆の視線をくぎづけにして!
鮮やかな色のカラードレスは
発表会ドレスの鉄板
ステージでパッと映えるのは、やはり赤やオレンジ、濃いピンク、黄色などのはっきりとした明るい色です。発表会だからこそ、鮮やかな色のカラードレスに挑戦する絶好のチャンス!
薄い色のドレスは注意して
薄い色のドレスは、スポットライトの光で色が飛んで白っぽく見えるので、注意が必要です。ベージュや水色などの薄い色のドレスを選ぶときは、一度写真をとって白っぽくならないかチェックすると◎。
背中・横姿も見られてる!
美ラインドレス
実はピアノの発表会で一番見られているのが、演奏中の背中と横姿。美ラインドレスで背中・横姿を美しく見せて。
ドレスだけじゃない
小物もオシャレに
ピアノ発表会で大事な靴やアクセサリーなどの小物についても紹介します。大きめネックレスで
オシャレ度UP
ネックレスはステージ映えするボリュームのある、大きめネックレスがおススメ。ステージの照明があたって、顔周りをトーンアップしてくれる嬉しい効果も。
オシャレ度UPするボリュームのあるネックレスをご紹介します。
発表会の靴は
フラットもしくは低いヒールをチョイス
靴もドレスと同様「演奏のしやすさ」を第一に考えて、フラットもしくは低いヒールの靴を選びましょう。ヒールの高い靴や厚底の靴であると、ペダルが踏みづらく演奏に支障が出てしまうことがあります。
発表会の靴が決まったら、靴をはいてペダルの踏み具合を確認しておくのも◎です。
後ろ姿もぬかりなく!
ヘア・アレンジで後ろ姿美人
ステージに上がれば、後ろ姿にも聴衆の視線が集まります。演奏の邪魔にならないよう髪をまとめるのはもちろん、後ろ姿の美しいヘア・アレンジに挑戦してみませんか。
後ろ姿美人で華やかさがグッと引き立ちますよ。
ヘア・アクセサリーをつけるときは、聴衆からも目立つ右側につけるのがポイントです。
緊張しないための発表会準備
初めてピアノの発表会に出席する方、必見!服装選びと一緒に、発表会に向けた準備をしておけば、当日も緊張せずにすみますよ。
発表会マナーQ&A
事前に知っておくと安心な発表会マナーをQ&A方式でお伝えします。お辞儀をするタイミングは?
演奏する前は、ピアノの横まで行ってからお辞儀をしましょう。演奏した後は、椅子を立ってからお辞儀をしましょう。
お辞儀は演奏会マナーの基本です。
お辞儀は客席の後ろの壁あたりを見て、丁寧にゆっくりと頭を下げましょう。
ゆっくりと頭を下げるだけで、堂々とエレガントに見えます♪
演奏中はビデオや写真をとっても大丈夫?
基本的にはOKのところが多いです。ビデオ撮影や写真撮影は基本的にOKですが、アラーム音が鳴るスマホでの撮影は要注意です。
音がなる場合はNGの発表会もあるので、事前にピアノの先生(主催者)に確認しておきましょう。
なお演奏の邪魔になるような、フラッシュ撮影や連写での撮影はNGですのでご注意を。
演奏中にトイレに行きたくなったら?
曲と曲の間に行きましょう。演奏の途中で席を立つことは避け、トイレは曲と曲の間に行くようにしましょう。
できれば、発表会が始まる前にトイレを済ませておくと安心ですね。
演奏後に舞台で花束を渡してもいいの?
NGの場合が多いです。事前にピアノの先生(主催者)に確認しましょう。
舞台での花束の受け渡しは、舞台進行の妨げとなるので禁止されていることが多いです。
花束を舞台で渡す場合には、事前に主催者に確認するのが良いでしょう。
ベストなタイミングは、演奏後にロビーで手渡すのが◎。
いざ本番!当日緊張しないための3か条
「当日、緊張してピアノが弾けなかったらどうしよう…」と心配されている方は多いのでは。実は緊張しない方法があるんですよ。
筆者が実際にやってみて効果のあったオススメの方法をご紹介します。
本番さながらに、練習を繰り返す
人が緊張するのは、今までに一度も行ったことが無いから。「すでにやったことを繰り返すだけ」という状態にしておけば、緊張も自然とやわらぎます。
これを心理学では「行動リハーサル法」というそうです。
実際にやってみると、効果ありですよ。
想定外のことも考えてイメージトレーニングをする
あらゆる状況を想定してイメージトレーニングを行えば、いざというときにパニックにならずに済みます。「練習ではありえないようなミスをしてしまったときに、どうにか立て直せるようにしておこう。」
「頭が真っ白になって、楽譜を忘れてしまったときのことも想定しておこう。」
とイメージトレーニングをしていれば、実際の場面でも慌てませんよ。
緊張を受け入れる
それでも、どうしても緊張してしまう!という方へ。「緊張しないようにする」のではなく「緊張するのは当たり前」にしてしまうことです。
「緊張しちゃうのは当然」と決めてしまえば、緊張した→やっぱりね になります。
実は私もほとんど、この方法で乗り切っています笑。
緊張はするもの!と割り切ってしまえば、逆に冷静になれるものです。いかがでしたか?
ピアノ発表会の大人用ドレス選びについて、失敗しないためのポイントをお伝えしました。
せっかく発表会という日々の成果を発表する場なのですから、ぜひこの記事を参考にして、勝負ドレスを選んでくださいね。
どうぞ素敵な発表会をお迎えください。