オペラの世界に引き込まれて!初心者も安心のマナーから服装マニュアルまで

オペラの世界に引き込まれて!初心者も安心のマナーから服装マニュアルまで

「オペラ鑑賞」は普段の生活から抜け出し、物語の世界に入り込む素敵なひととき。
そんな時間を過ごせる非日常のオペラ鑑賞。
せっかくお金を出して行くのですから、普段の服装では気分も盛り上がりませんよね。
おしゃれを楽しむ良い機会です!
思いっきりおしゃれを楽しみましょう!
 
また、お友達や彼に誘われて、初めてのオペラ鑑賞に不安を感じている方もいるのでは?
会場の雰囲気や、鑑賞マナーを予習しておきたいですよね。
どんな服装がふさわしいのでしょうか?
オペラ鑑賞初心者の方も安心な、オペラ鑑賞の“ノウハウ”をお教えします。
 
オペラの世界に引き込まれて
小山 絵実
監修 小山 絵実(コヤマ エミ)
経歴
準ミスインターナショナル日本代表(2004年度)
ミスアース日本代表(2005年度)
女性起業家大賞最優秀賞 受賞(2019年)
日本化粧品検定1級 保有

現在
株式会社ミスコンシャス 代表取締役社長(2012年~)
業界最大級のインターネット専門レンタルドレスショップ「おしゃれコンシャス」を運営しています。

ファッションモデルやアパレルバイヤーの経験もあり、おしゃれコンシャスでは主に商品の仕入れを担当。
TV、新聞をはじめとする100を超えるメディアに出演しています。
長年の経験と培った専門知識をもとに、信頼できるマナー・ファッション・美の情報をお届けします。

オペラとは?

オペラとは、セリフを歌って物語を進めていく劇です。
オペラは400年もの間、世界中の人々から愛され続けた素晴らしい芸術です。
敷居が高いイメージもありますが、鑑賞してみるとマイクを使わずお腹から発せられる声に魅了され、感激すること間違いありません。
 
「話の内容が分からず、眠たくなりそう」って思っている人いませんか?
普通の人は出したこともないくらい大きな歌声なので、声量のすごさに圧巻され、眠気も吹き飛びますよ!

オペラの内容や作品を知ろう!

話の内容に悲劇、喜劇があることは知っていますか?
文字のごとく、哀しい物語と明るい物語です。
初心者さんは、日本でもお馴染みのオペラを選択してみて。
オペラらしい舞台と、聞きやすい歌で、初めてでも堪能できること間違いナシ!

日本公演の多い有名作品を紹介!

オペラ初心者さんにお勧めの悲劇【椿姫】

椿姫は、日本での上演回数が比較的多いので観に行きやすい作品です。
娼婦と男性の身分格差の恋愛物語。

オペラ初心者さんにお勧めの喜劇【フィガロの結婚】

モーツァルトの名作で聞きやすい歌に定評があります。
高校生を対象に公演されることもあるので、初心者さんにも安心して楽しめます。
【あらすじ】
結婚式当日に起こった物語。
伯爵家に仕える者同士フィガロとスザンナの結婚。
だが、伯爵はスザンナを誘惑。
そのことを知った、フィガロは伯爵を懲らしめようと計画を立て・・・。

【蝶々夫人】

世界的な音楽家として名声を残したジャコモ・プッチーニの代表作ともいえるのが蝶々夫人。
アメリカ海軍士官と日本女性「蝶々さん」との恋愛物語です。
悲しいお話ではありますが、何度でも聞きたくなるプッチーニの音楽が魅力。

【カルメン】

スペインが舞台の物語。
オペラの他にも、バレエや映画、オーケストラなど案外馴染みのある「カルメン」
また、使用される音楽の中には、フィギュアスケートの滑走曲としても人気のものが多く、初心者さんでもメロディーをしっかりと楽しめるかも?
 
【あらすじ】
カルメンと男性の恋愛物語。
カルメンに想いを寄せる衛兵のホセは、軍隊をやめて私とともにいて欲しいと求められ、承諾しましたが・・・

外国語の歌詞がわからない!

外国語の歌詞がわからない
通常、歌詞はイタリア語であったり、ドイツ語であったりと、外国語で歌われることが多いです。
でも、ご安心を。
ちゃんと字幕がつきます。
えっ!?どこに字幕が!?と思いますよね。
舞台の袖や上に電光掲示板で表示されます。
映画を見ている感覚で楽しめますね。
 
オペラを楽しむために・・・“なるべく作品の予習をしましょう!!”
予習をしなくても、話の内容がわからないことは無いようですが、初めて見る場合は、簡単にストーリーを把握しておく方が何倍も楽しめますよ。
字幕ばかり見て、歌手や舞台上の演出を見逃しては、オペラの醍醐味が損なわれてしまいます。
気持ちにも余裕をもって、ゆったり楽しみたいですね!

オペラ鑑賞のマナー

基本的なオペラ鑑賞マナーをまとめました。

1.拍手はタイミングが重要

自分の気分の盛り上がりで拍手することのないように注意してください。
公演によっては、劇場の入り口で配られるキャストの表に、「作品の性格上、各幕切れの拍手は上演効果を損なわないよう、音楽が完全に終わり切るまでお控えくださいますよう、ご協力お願いいたします」と記載されていることがあります。

2.音楽に合わせて、リズムを取ってしまう行為

ご本人は意識していないかもしれませんが、音楽に合わせて体が動いていると他の人は気になるものです。

3.座席の座り方

ゆったりと着席していれば問題はありません。
背中は背もたれにくっつけて、前のめりになって鑑賞することのないようにしましょう。
前のめりになると、周りの人の視界の妨げになってしまいます。
周りへの気配りも忘れないのが、大人のマナーです。

オペラ鑑賞の服装マナー

特にダメな服装はないものの、着飾りすぎるのもカジュアルすぎるもの周りの視線が・・・。
程よく着飾る程度がいいですね。
外国の一流オペラでは男性がジャケットとネクタイ、女性も綺麗にドレスアップするケースが多いようです。
ですが日本では、結婚式に着て行くドレスや、平服をイメージしていただければ◎
いくつか、お勧めのドレスをご紹介します。

清楚で柔らかい印象のネイビードレス

幅広い年代の方に人気のネイビーカラー。
黒より暗くなりすぎず、優しさを演出してくれます。
UNITED ARROWS green label relaxing
フリンジジャガードブラック×ネイビードレス

シックなお色味ながら気映え力のある一着。
暗がりでの着席などを考慮した動きやすいシルエットも◎。
 
23区
コンビネーションレースネイビードレス
 
初めてのオペラ鑑賞でも気後れしないネイビードレス。
柔らかいとろみ素材で鑑賞後のシワを気にせずオペラを楽しめます。
 
\オペラにおすすめ/
【ネイビー系】ドレス一覧へ

品ありレースでワンランク上のおしゃれドレス

繊細なレースを使用したドレスは、ワンランク上のおしゃれを楽しめます。
正統派のきれいめドレスがお好みの方におすすめです。
anuans
ボリュームパフ袖ブルーグレードレス

夜間の公演にはエレガントなロングドレスがぴったり。
上品なアクセサリーをプラスすればワンランク上の着こなしに。
 
self portrait
グレース刺繍グリーンドレス

ロイヤルな雰囲気がオペラ会場の雰囲気とマッチ。
ハリのあるレース素材でシワになりにくいのも嬉しいポイント。
 
\オペラにおすすめ/
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華やぐカラードレスで若々しく

大人の女性にぴったりなカラードレスをご紹介いたします。
カラードレスは、顔周りを明るくさせ、顔色をよく見せる効果が期待できます。
一層華やかにドレスアップをお楽しみいただけますよ。
belle raffine
スリット袖レース切り替えブルーグレードレス
 
淡いブルーグレーカラーが柔らかな華やかさを表現。
気になる二の腕やお腹周りもそっと隠してくれますよ。
 
AMAIL
キャンディースリーブ花刺繍オリーブドレス
 
せっかくなら普段選ばない色味に挑戦するのも◎。
上質なジャガード生地は、冬のオペラ鑑賞にもぴったり。
 
\オペラにおすすめ/
ドレス一覧へ

パンツでスタイリッシュに

最近のトレンドでもある、パンツスドレススタイル。
会社帰りにオペラ鑑賞される方でも、オフィスで浮かずに着飾ることを楽しめます。
Hermoso luxe
コンビネーションワイド紺パンツドレス
 
シアー素材ならカジュアルすぎないパンツスタイルが完成。
オフィスではジャケットをONすれば大丈夫そうですね。
 
\オペラにおすすめ/
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バッグや持ち物は?
オペラ鑑賞のワンポイントアドバイス

特に、バッグはこれっといった決まりはないものの、服装にあったものが好ましいでしょう。
結婚式などに持っていくような小さなバッグや、普段使用している綺麗めバッグならOK。
(小さすぎると、プログラムが入らない可能性もあるので要注意です)
 
サブバッグも、紙袋程度までなら問題ないでしょう。
ただ、ビニール製の袋を持っていくことは避けたいですね。
ビニール袋は、わずかではありますが動く音が気になるもの。
注意しましょう。

オペラグラスオペラ鑑賞ならではの持ちものが、オペラグラス。
遠くの席ですと、歌手や舞台演出が見にくいことも。
オペラグラスは小さくかさばらないので、持ってお出かけになることをおすすめします。
また最近では、ロビーなどで有料の貸し出しを行っている場合もあるので、確認してみてもいいかもしれませんね。
 
オペラには、休憩時間がもうけられる作品がほとんどです。
1回の休憩時間が20分から30分程度。
長い場合は、50分ほどの休憩時間があります。
会場内には、お茶やソフトドリンク、ワインやシャンパンなどお酒もありますので、楽しんでみてはいかかでしょう。
また、再入場手続きをして、カフェに行ってもいいですよね。
全一幕のオペラには、休憩時間はありませんのでお手洗いなどは、先に済ませましょう。
それぞれ作品によって違いますので、チェックしてみてください。

ここで予習していただいたことを参考に、オペラの世界に浸って素敵な時間をお過ごしください。