「大切な機会だし、失敗したくない」
両家顔合わせで、新しい家族に思いを伝える【挨拶】は、大切にしたいですよね。
この記事では顔合わせで挨拶するタイミングとそのまま使える挨拶の例文、筆者の体験談など、すぐに使える情報満載でお届けします。
今、不安な方も大丈夫!
顔合わせの挨拶、成功の秘訣を一緒にみていきましょう。
監修 小山 絵実(コヤマ エミ)
経歴
準ミスインターナショナル日本代表(2004年度)
ミスアース日本代表(2005年度)
女性起業家大賞最優秀賞 受賞(2019年)
日本化粧品検定1級 保有
現在
株式会社ミスコンシャス 代表取締役社長(2012年~)
業界最大級のインターネット専門レンタルドレスショップ「おしゃれコンシャス」を運営しています。
ファッションモデルやアパレルバイヤーの経験もあり、おしゃれコンシャスでは主に商品の仕入れを担当。
TV、新聞をはじめとする100を超えるメディアに出演しています。
長年の経験と培った専門知識をもとに、信頼できるマナー・ファッション・美の情報をお届けします。
CONTENTS
【両家顔合わせの流れ】
挨拶のタイミングは4回!
初めての顔合わせの挨拶。そもそも流れが分からなくて「いつ挨拶するの?」
なんて不安な方もいるでしょう。
顔合わせの中で挨拶をするタイミングは4回あります。
当日の流れを確認しておきましょう。
(1)入室・着席
(2)始まりの挨拶【挨拶ポイント1】
(3)家族紹介【挨拶ポイント2】
(4)婚約記念品のお披露目・交換
(5)記念撮影
(6)乾杯の挨拶【挨拶ポイント3】
(7)会食・歓談
(8)結びの挨拶・お礼【挨拶ポイント4】
(2)始まりの挨拶【挨拶ポイント1】
(3)家族紹介【挨拶ポイント2】
(4)婚約記念品のお披露目・交換
(5)記念撮影
(6)乾杯の挨拶【挨拶ポイント3】
(7)会食・歓談
(8)結びの挨拶・お礼【挨拶ポイント4】
この中で挨拶が必要なのは、始まり、家族紹介、乾杯、結びの4回のタイミングです。
家族紹介の際には、全員がひと言ずつ挨拶すると、流れもよくスムーズですよ。
会場で相手の家族と顔を合わせた時、どこまで挨拶する?
「こんにちは。今日はよろしくお願いします」のような挨拶でOK。
当日は会場のフロントなどで待ち合わせして一緒に室内に入るのが一般的。
顔合わせ中に家族紹介の時間が設けられているので、軽めの挨拶で大丈夫です。
さわやかな笑顔を添えればばっちり!
「こんにちは。今日はよろしくお願いします」のような挨拶でOK。
当日は会場のフロントなどで待ち合わせして一緒に室内に入るのが一般的。
顔合わせ中に家族紹介の時間が設けられているので、軽めの挨拶で大丈夫です。
さわやかな笑顔を添えればばっちり!
顔合わせ挨拶【例文集】
シーンに合わせてご紹介
挨拶のタイミングはわかったけど、具体的に何を言ったらいいか分からないという方必見。挨拶にそのまま使える例文をご紹介します♪
はじまりの挨拶
参加者全員が入室して席に着いたら、それが顔合わせ開始の合図です。当日の進行役が、はじまりの挨拶をします。
最初の挨拶では集まってもらったことへの感謝と、両家の親睦を深めたいという顔合わせの目的を盛り込みましょう。
新郎と新郎の父が挨拶する場合の例文をそれぞれご紹介します。
当日の進行は【新郎】または【新郎の父】が行うのが一般的。
新郎新婦が両親を招く場合は新郎が、親が主催者の場合は新郎の父が進行をつとめます。
新郎新婦が両親を招く場合は新郎が、親が主催者の場合は新郎の父が進行をつとめます。
新郎が挨拶する場合の例文
本日はお忙しいなかお集まりいただき、ありがとうございます。今回わたしたち二人の婚約にあたり、このような場を設けさせていいただきました。
食事会をとおして、○○家と○○家の親睦をより深められたらと思います。
本日はよろしくお願いします。
父が挨拶する場合の例文
本日はお集まりいただきありがとうございます。○○さんと息子の○○の婚約が整い、このような会を開く運びとなったこと、大変嬉しく思います。
本日はよろしくお願いします。
遠方から相手が来ている場合
相手が遠方からきている場合にはお礼のひと言を伝えましょう。
はじまりの挨拶の最初に取り入れるのがオススメ。
(例)
「本日は遠方からお越しくださいましてありがとうございます。」
相手が遠方からきている場合にはお礼のひと言を伝えましょう。
はじまりの挨拶の最初に取り入れるのがオススメ。
(例)
「本日は遠方からお越しくださいましてありがとうございます。」
家族紹介
家族紹介ではまず新郎新婦がそれぞれの両親や家族について紹介します。それに続いて両親や家族が自己紹介します。
基本的には父、母、兄弟の順。
家族が多い場合などは紹介の順番をあらかじめ決め、伝えておくのもスムーズです。
新郎新婦が家族を紹介する例文
私の両親を紹介します。父の〇〇、母の〇〇、妹の〇〇です。
よろしくお願いします。
家族の自己紹介例文
【例文1】父の〇〇です。
趣味はゴルフです。
よろしくお願いします。
【例文2】
母の○○です。
今日はみなさんとたくさんお話しできたらと思います。
【例文3】
妹の○○です。
アパレル関係の仕事をしています。
本日はよろしくお願いします。
自己紹介にこんなことをプラスすると親睦が深まる!
趣味や仕事、地元の話題は間違いのないテーマ。
基本的なプロフィールに加えて話してみても、場が和みます。
さらに、【新郎新婦と初めて会った時の印象】や【結婚が決まって嬉しいという思い】を伝えられるとなおGood。
(例)
「○○さんは初めて見た時からかわいらしく、素敵だなと感じていたのでお嫁に来てくれて嬉しいです。」
「〇〇くんのようなしっかりとした方と娘が結婚することができて安心しています。」
趣味や仕事、地元の話題は間違いのないテーマ。
基本的なプロフィールに加えて話してみても、場が和みます。
さらに、【新郎新婦と初めて会った時の印象】や【結婚が決まって嬉しいという思い】を伝えられるとなおGood。
(例)
「○○さんは初めて見た時からかわいらしく、素敵だなと感じていたのでお嫁に来てくれて嬉しいです。」
「〇〇くんのようなしっかりとした方と娘が結婚することができて安心しています。」
乾杯の挨拶
会食を始める前に乾杯の挨拶を行いましょう。乾杯の挨拶も通常は進行役の人が行います。
ただ、新郎が司会の場合に、新郎の父や新婦の父に見せ場を作るためにお願いするケースも。
手短に済ますのがポイントです。
【例文1】
僭越ながら私が音頭を取らせていただきます。
今日という良き日に乾杯。
【例文2】
本日は美味しい食事を存分に楽しみましょう。
乾杯!
結びの挨拶
会食が終わり、ひと段落付いたころに結びの挨拶を行います。結びの挨拶には、集まってくれたことへの感謝と結びの言葉を織り交ぜましょう。
新郎または新郎新婦の2人が挨拶する場合
両家の皆様のおかげで、このような日を迎えることができました。改めてお礼申し上げます。
未熟な私たちではございますが、今後も温かく見守っていただけましたら幸いです。
父が挨拶する場合
宴もたけなわではございますが、そろそろお開きとさせていただきます。本日は皆さまのおかげで滞りなく両家の顔合わせを執り行うことができました。
本日は誠にありがとうございました。
今後ともどうぞよろしくお願いします。
両家顔合わせの挨拶にまつわる【Q&A】
こんな時はどうする?
挨拶の流れはわかったけど、細かなマナーが不安という方必見。「こんな時どうしたらいいの?」という顔合わせ挨拶のギモンを解決します!
Q1. 挨拶する時は立つべき?
かしこまった顔合せなら、はじまりの挨拶などで立ってもOK。立たなければマナー違反、ということはありません。
【みんなの体験談】
わたしが顔合せをしたのは和室で、畳に座椅子のあるスタイルでした。
カジュアルな雰囲気の顔合わせだったので、立ち上がって挨拶をするということは無く、基本座ったままでした。(20代女性)
カジュアルな雰囲気の顔合わせだったので、立ち上がって挨拶をするということは無く、基本座ったままでした。(20代女性)
レストランで顔合せをしました。
きちんとした雰囲気でなおかつ立ち座りのしやすい椅子だったので、進行役だった新郎は挨拶のたびに立っていました。(30代女性)
きちんとした雰囲気でなおかつ立ち座りのしやすい椅子だったので、進行役だった新郎は挨拶のたびに立っていました。(30代女性)
Q2. 挨拶する際に気をつけた方がいいことはありますか
内容よりもとにかく笑顔ではきはきと話すことが大切です。参加者にアイコンタクトをしながら挨拶できるとより好感度アップ♪
【みんなの体験談】
顔合わせで司会と挨拶を務めました。
とても緊張しましたが、顔合わせの後、堂々としていたと義理の両親に言ってもらえて一安心。
ポイントは背筋を伸ばすこと、とにかく笑顔でいること!(30代男性)
とても緊張しましたが、顔合わせの後、堂々としていたと義理の両親に言ってもらえて一安心。
ポイントは背筋を伸ばすこと、とにかく笑顔でいること!(30代男性)
Q3. 挨拶の切り出し方がわかりません
席に着いてからはまず雑談などをして、場が温まってから切り出すのがおすすめ。切り出すタイミングは、会話が一旦切れた時を狙いましょう。
【みんなの体験談】
緊張のあまり、席についた途端に「この度は……」と挨拶を始めてしまいました。(笑)
「そんなに緊張しなくていいよ~」と笑いが起こり、その後は終始和やかなムードで会を進めることが出来ました。(20代男性)
「そんなに緊張しなくていいよ~」と笑いが起こり、その後は終始和やかなムードで会を進めることが出来ました。(20代男性)
Q4. 新郎と父が人前で話すのが苦手です。他の人が司会をやってもいいですか
基本的には主催者が挨拶をするとされていますが、適宜変更してOKです。母親が進行する場合や、新郎新婦が二人で行う場合もありますよ。
その場合は、誰が何をやるのか役割をきちんと決めておくことが大切。
【みんなの体験談】
新郎と父、ともに大人しく、新郎の母が仕切ることになりました。
優しい雰囲気で会話を進めてくれ、いつの間にかみんなの緊張もほぐれていました。(20代女性)
優しい雰囲気で会話を進めてくれ、いつの間にかみんなの緊張もほぐれていました。(20代女性)
Q5. 敬語を正しく使えるか不安です
当日急に取り繕うとしても難しいもの。「これだけはきちんと話す」と決めたことは、セリフを覚えておきましょう。
あとは飾らず、いつものあなたを見せて。
落ち着いてリラックスすることも、挨拶成功のポイントです!
【みんなの体験談】
彼が司会進行をやったのですが、とにかく緊張して噛みまくりでした。
挨拶や会話の敬語もめちゃくちゃ……。
かっこよく決めてほしかったなぁなんて思ったり。
緊張のしすぎは良くないようです。(20代女性)
挨拶や会話の敬語もめちゃくちゃ……。
かっこよく決めてほしかったなぁなんて思ったり。
緊張のしすぎは良くないようです。(20代女性)
挨拶以外の雑談の時間がシーンとしないか不安という方には【両家顔合わせのしおり】がおすすめ。
新郎新婦やそれぞれの家族のことなど会話のきっかけになること間違いなしです♪
詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてみてくださいね♪
わたしの顔合わせ挨拶体験談
3つの【これをやっておいてよかった!」
筆者のわたしも、顔合わせを経験しています。ここからは、顔合わせ挨拶での「これをやっておいてよかった」を、体験談を交えてご紹介します!
(1)事前に家族の情報を交換
自分の両親に新郎側の家族の基本的な情報を伝えておきました。
当日会うときの緊張が、お互いに緩和されたと思います。
ポイント
- 相手の家族構成や年齢など、基本的な情報を自分の家族に伝えておきましょう。
(2)話題になりそうなアイテムを身に着ける
義理の母からプレゼントしてもらったワンピースを着ていきました。
義母は嬉しそうにしてくれていて、それを見て自分も嬉しかったです。
会話も盛り上がったので、着ていってよかったなと思いました。
ポイント
- 話のネタとなるようなアイテムを身につけて行きましょう。
- 手土産も話題のひとつになりますよ。
服装に悩んだら、こちらの記事をチェックしてみてくださいね♪
手土産に悩んだら、こちらの記事もチェック!
(3)誰が進行するか決めておく
事前に相談し、新郎側の両親にリードしてもらおうというスタンスを決めました。
顔合わせ中は新郎側が仕切ってくれ、新婦側は新郎側を立てる、という形ができました。
ポイント
- 進行役を決め、参加者に伝えておくことで、スムーズに進められます。
- 「前に出すぎず、進行をサポートする」など、自分の役割を見極めましょう。
顔合わせの挨拶で新しい家族の良いスタートをきろう!
初めての顔合わせは不安なことも沢山あるかと思います。でもドキドキなのはご両親もきっと同じ。
そして素敵な時間になることをご家族みんなが願っているに違いありません。
「顔合わせの挨拶をとおして、これから良い家族を築いていきたい」というあなたの気持ちが通じますように。
この記事があなたのお役にたつことを祈っています。