お宮参りは、お子さんの健やかな成長を祝う行事。
これから数々あるセレモニーシーンの出だしとなる大切な一日です。
とはいえ、赤ちゃんのお洋服やパパとママの服装準備・・・他にはどんなことをすればいいの??
お宮参りって、きまりとかあるのかな?
まだ育児に慣れない時期に、いろいろと調べながら進めていくのは大変ですよね。
今回はそんなママのために、お宮参りのすべてを一挙大公開!
新米ママもベテランママも悩みは同じ。
日時調整から服装準備まで1つずつ順番に進めていきましょう!
お宮参り用の赤ちゃんの服装をすぐに知りたい方はこちらをチェック!
CONTENTS
お宮参りのしきたり
夫婦・両家で話し合うべき事
お宮参りのしきたりは地方によって異なります。また最近では、しきたりにとらわれず個々のスタイルでお宮参りを行う家庭も増えています。
まずは夫婦間でしっかり話し合ったのち、両家で相談し合うことから進めましょう。
お宮参り前に決めておくべきことをここでチェック。
参拝者
ひと昔前までは赤ちゃん・赤ちゃんの両親・父方の祖母でお宮参りが行われていました。ひと昔・・・いや、かなり前の話です。
現在では赤ちゃんと両親のみで行う家庭もあれば、両家の祖父母が同伴するなどそれぞれ。

2020年IKINA編集部調べ
いずれかの両親と行った家庭が7割強いるものの、「夫婦+赤ちゃん」で行った家庭も3割近くに上ります。祖父母の住んでいる場所が遠い、夫婦のみでラフに済ませたいなど、各家庭様々な想いや事情があるようです。
いずれにせよ、出来上がったお写真などを見せてあげると、お子様のおじいちゃん、おばあちゃんもきっと喜びますね。
日取り

一般的に男の子は生後31日目、女の子は生後32日目と言われていますが、最近では堅苦しく考えず時間にゆとりをもって行うことが多いよう。
赤ちゃんの負担になりやすい真夏や真冬を避けたり、ママの体調を優先するなど無理のない日程で行うと良いでしょう。

2017年IKINA編集部調べ
実際のところも、3か月以降に行った方も3分の1を超えています。寒い時期や真夏に生まれた赤ちゃんは時期をずらす傾向にあるようです。
パパのお仕事の都合やお天気なども日程調整に大切なポイント。
夫婦でだいたいの日程を決めたら、両家で日程に関して話し合いましょう。
夫婦間で気にならなかったことも、おじいちゃん・おばあちゃん世代になると話はまた別。
祖父母にとっても愛おしい赤ちゃんの存在。
お金の面で援助してもらう場合は特に、日取りの希望やしきたりに耳を傾けてあげることも大切です。
お金について

初めてのお宮参りは不安でいっぱいですよね。
ご祈祷してもらうにはいくら必要なの?
初穂料は誰が払うもの?
当日にバタバタしないために事前にチェック!
ご祈祷してもらう場合
お宮参りでご祈祷してもらう際には初穂料や玉串料(神社に奉納する金銭)が掛かります。そのほかにも赤ちゃんの祝い着やご祈祷後の食事会、写真撮影など何かとお金が必要。
※初穂料は神社によって違います。5,000円~10,000円が目安です。
金額が決まっているところもあるため、予約の際に確認しておくと良いですね。
参拝だけの場合
現在ではご祈祷を行わず、お賽銭と拝礼のみでお宮参りを済ませる方も多いようです。予約が混み合っている場合や、真夏・真冬のお宮参りでも日取りに合わせて行うことが可能。
また、写真館での撮影や祝い膳にお金と時間を掛けたい!という家庭も多く見られます。

2017年IKINA編集部調べ
赤ちゃんのパパとママで費用を負担したという方が半数を超えていますが、そのほとんどが「お祝い」という形で祖父母になんらかの援助をしてもらっているようです。
両家に少し甘えてみるのも良いですよね。
まず夫婦間で話し合い「誰が支払うか」によって、事前に両家に相談を持ち掛けましょう。
一日の流れ
お宮参りのために遠方からおじいちゃん・おばあちゃんが来る、という方も多いことでしょう。まだお外に慣れていない赤ちゃんは、数時間のお出かけでも負担が掛かります。
おうちではよく眠っていた赤ちゃんも、そんな日はいつも以上にグズグズ。
ママはもっともっと疲れてしまいますよ。
些細なことでも、お宮参りの一日をしっかりと決めておくと良いですね。
ただし、ハードスケジュールは厳禁!無理のないようにしましょう。
服装

中には代々受け継がれている祝い着が残っていることも。
これも事前に両家に確認しておきたい点ですね。
また、大人の服装も雰囲気が揃うよう相談すると良いでしょう。
「お宮参り体験談」
一度きりのお宮参り。
赤ちゃんもわたしたち夫婦もビシッときめて準備は万端!
祖父母と待ち合わせてしていた神社に到着すると、なんと祖父は普段着でした。
せっかくの記念日なのに・・・とちょっとガッカリ。
事前にきちんとお宮参りのイメージを伝えておけばよかったです。(30代女性)
一度きりのお宮参り。
赤ちゃんもわたしたち夫婦もビシッときめて準備は万端!
祖父母と待ち合わせてしていた神社に到着すると、なんと祖父は普段着でした。
せっかくの記念日なのに・・・とちょっとガッカリ。
事前にきちんとお宮参りのイメージを伝えておけばよかったです。(30代女性)
可愛い赤ちゃんを初めておめかしさせるお宮参り。
ママももちろん気合いを入れたいところだけど。
服装について悩んでいるママはとっても多いみたい。
ここからはお宮参りの服装について詳しくご解説していきます!
お宮参り服装選びのポイント
お宮参りの服装選び、まずは赤ちゃんの装いから決めるとスムーズ。赤ちゃんに着せるものによって、大人の服装も若干変わってくる場合があるからです。
大人は、男性(父親・祖父)はスーツが一般的。
女性(母親・祖母)は、お着物・スーツ・ワンピース等から選べます。

しきたりにこだわる派
しきたり通りのお宮参りをする、きちんと格のあるお宮参りがしたい!という家庭は、赤ちゃんの装いに大人が合わせます。こだわらない派
お宮参りのしきたりにこだわらない場合は、参拝者全員の雰囲気が揃うよう気を配れば特に問題ありません。主役は赤ちゃんですから、大人はあまり派手にせずそっと寄り添うような装いが◎。
お宮参りの服装~赤ちゃん~
生まれてはじめてのおめかしの日。まず赤ちゃんの「祝い着」を用意しましょう。
晴れ着を意味するお宮参り用の着物と、洋装スタイルのベビードレスなどがあります。
正式な祝い着
お宮参りでは白羽二重を着せた上に祝い着を掛けるのが、赤ちゃんの正式な装い。※白羽二重とは・・・白絹でつくられた赤ちゃん用の産着のことです。
- 男の子の祝い着

鷹や龍が描かれた男の子らしいデザインが人気です。
- 女の子の祝い着

お花柄や手毬模様が定番。
ベビードレス


特にこだわりがなければ季節に応じて選ぶのも良いですね。
お宮参りで必要な赤ちゃん用のお洋服は、百貨店はもちろん通販でも多く取り扱っていますよ。
最近ではレンタルも人気!
お宮参りだけにしか使わないのはちょっともったいない・・・という方におすすめです。
DMMいろいろレンタル
男の子用女の子用別に商品が紹介されており、種類もたくさんあるので便利ですよ。
レンタルについては、このあと特集していきますのでお見逃しなく♪
最近ではレンタルも人気!
お宮参りだけにしか使わないのはちょっともったいない・・・という方におすすめです。
DMMいろいろレンタル
男の子用女の子用別に商品が紹介されており、種類もたくさんあるので便利ですよ。
レンタルについては、このあと特集していきますのでお見逃しなく♪

2017年IKINA編集部調べ
やはり最近では「ベビードレス+羽織の祝い着」が主流。ちょっとしたおしゃれ着で、という方はあまりいませんでした。
せっかくの行事ごと。
レンタルやお下がりをうまく使って、「晴れ着」を着せてあげるのも、良い思い出かもしれません。
赤ちゃんの祝い着
誰が用意するもの?
赤ちゃんのお母さん側の実家が祝い着を贈るとされていますが、両祖父母の意見を交えたうえで判断しましょう。レンタルの需要も多いことから、しきたりにこだわらない家庭が増えています。
「祝い着」は絶対に必要?
特別なきまりはありません。普段着せているベビー服でも構いませんよ。
家庭の事情に合わせてお宮参りを行うことが大切です。
赤ちゃんは誰が抱っこする?
昔は赤ちゃんのお父さん側の祖母が抱っこするものとされていました。
まだ産後間もない母親の身体を気遣った、おばあちゃんの優しさから生まれたしきたりだと言われています。
素敵ですよね♪
現在ではお宮参りのスタイル自体がそれぞれですから、特にこだわる必要はありませんが、
中には昔のイメージのまま、お宮参りを楽しみにしているおばあちゃんも多くいることでしょう。
父方のおばあちゃんが参拝可能であれば、お願いしてあげると喜ばれるかもしれませんね。
ただ、写真撮影は「夫側の祖母」にお願いしたが、それ以外は、妻側の祖母や祖父、パパなど交互に抱っこしたという声も聞かれました。
せっかくの機会、たくさんの人に抱っこしてもらうのも素敵ですね。

まだ産後間もない母親の身体を気遣った、おばあちゃんの優しさから生まれたしきたりだと言われています。
素敵ですよね♪
現在ではお宮参りのスタイル自体がそれぞれですから、特にこだわる必要はありませんが、
中には昔のイメージのまま、お宮参りを楽しみにしているおばあちゃんも多くいることでしょう。
父方のおばあちゃんが参拝可能であれば、お願いしてあげると喜ばれるかもしれませんね。

2017年IKINA編集部調べ
以前、夫側の祖母が抱っこする派も多かったです。ただ、写真撮影は「夫側の祖母」にお願いしたが、それ以外は、妻側の祖母や祖父、パパなど交互に抱っこしたという声も聞かれました。
せっかくの機会、たくさんの人に抱っこしてもらうのも素敵ですね。
お宮参り パパ・ママのNGな服装

大人は赤ちゃんに合わせた正装を。
下記のようなスタイルは、いくら簡単に済ませるといってもお宮参りには不向きです。
NGスタイル
- 素足
- ミニスカートやキャミソールなど露出度の高いもの
- ジーンズなどのカジュアル着
- スニーカー箇条書き
パパもシャツやジャケットを着用して、きちんと感を出しましょう。
お宮参りの服装~パパ~
スーツが一般的ですね。赤ちゃんが祝い着を掛けて参拝する場合は、パパもその格に合わせます。
格式高め派

おしゃれなスーツがたくさんありますが、お宮参りでのスーツは無地が◎
色もできるだけ控えめなものをチョイスしましょう。
略礼服(ブラックスーツ)
略礼服とは、結婚式やお葬式など着用シーンに合わせてネクタイをチェンジするだけで対応できるスーツのこと。一般的な「礼服」のことです。
パッと見は普通のスーツですが、濃い黒色をしているためブラックスーツとも呼ばれています。
お宮参りの場合は、白シャツ&慶事用ネクタイを。
ダークスーツ
普通のスーツの中でも紺やダークグレーなど、控えめなスーツの総称。リクルートスーツまたは、ビジネススーツの中で無地のものを選びましょう。
こだわらない派
特にしきたりにこだわらない場合でも、シャツやネクタイを着用して。淡いピンクや水色など、派手にならなければカラーシャツでも構いません。
お宮参りの服装~ママ~
ママは、お着物・スーツ・ワンピースなどから選ぶことができますが、最近では洋装が主流です。パパの場合と同じく、赤ちゃんの服装の格に合わせて。
和装

ママが和装をする場合は、訪問着や色留袖が良いでしょう。
ヘアスタイルや着付けなど、お支度に少し時間が掛かってしまうので無理のないようにしてくださいね。
洋装
お宮参りのために、わざわざお着物を支度する必要はありません。扱いやすい洋装を選ぶママが増えてきています。
洋装ならおしゃれの幅も広がりそうですね♪

2017年IKINA編集部調べ
先輩ママたちもワンピース派が圧倒的に多かったです。やはり産後の体型や体調、授乳や動きやすさを考えると、ワンピースが一番楽とのこと。
着物を着るのも素敵ですが、無理は禁物。
種類も豊富で手軽なワンピースドレスという選択肢もアリかなと思います。
ママの服装選びを応援!
お宮参りにおすすめの一着
お宮参りが産後久しぶりの外出!というママがほとんどでしょうか?寝不足でお疲れ気味のママも多いかもしれませんが、こんな日のおしゃれがまたパワーを与えてくれるものです。
格式高め派
赤ちゃんが祝い着を掛けるなら、ママはきちんと感重視の装いを。お宮参りは赤ちゃんの誕生をお祝いする行事ですから、淡いお色味のあるものがおすすめです♪
しきたりにこだわらない派
特にこだわることがなければ、ママの好みで選んでOK。ただし、あまり派手にならないよう上品で清楚な服装を心掛けてくださいね。
また、お宮参りのあとにお食事会や写真館での撮影なども行うなら、おしゃれ感だけを重視するのは避けましょう。
扱いづらいお洋服は、ママにとっても赤ちゃんにとってもマイナスです。
体型カバーもできる!ゆったりワンピース
ゆったりシルエットで窮屈感ゼロ。産後の体型カバーにも優れたワンピースが、お宮参りのおしゃれを応援します!
授乳もできておしゃれもできるワンピース!
授乳間隔もまだまだ短い時期。授乳のタイミングも難しいし、お宮参りのときはミルクにしよう・・・と考える方も多いかもしれません。
が!ママの予定をきっぱりと狂わせてくれるのが赤ちゃん(笑)
授乳しやすい服装も、お宮参りのワンピース選びに注目しておきたい点ですね。
お宮参り~ママの服装~
こんなことに注意!
服装だけ注意すれば完璧?!いえいえ、赤ちゃんを連れての行事は他にも気をつけなければいけないことがあります。
赤ちゃんのことを第一に考えながらお洒落をするのも大切!
「ヒールの靴」
神社の境内は砂利道や石畳も多く、赤ちゃんを抱っこしながらの移動は危険。ヒールの低いパンプスにするなど、安定したお靴を選びましょう。
ローヒールでも、ストッキングとパンプスを同色でまとめれば、足長効果ですっきりとした着こなしができますよ。
「母乳パッド」
外ではできるだけ授乳したくないですよね。赤ちゃんがお利口だとつい授乳時間を延ばしてしまいがち。
母乳が出辛いママでも、だんだんお胸が張ってきてお洋服に染みてしまうことがあります。
お出かけ前には母乳パッドを付けて&予備も持ち合わせておくと安心です
レンタルや写真館を賢く利用!
素敵なお宮参りにする秘訣
「節約」もひとつのママ業!お金をかけてもできるだけ賢く使いたい!と思いませんか?
素敵なお宮参りにする、とっておきの秘訣をご紹介します♪
レンタルについてもっと教えて!
赤ちゃんの祝い着はもちろん、ママのお着物やお洋服をレンタルするのもおすすめ!ママも一緒にレンタルOK

ママのお着物も一緒にレンタル可能です。
外出OKの衣装付き写真館

外出OKの衣装レンタル付きプランで、衣装にもお写真にも困ることはありません。
全国展開のフォトスタジオだから、お子さんの成長とともに素敵な思い出のかたちを残せそう。
ママのおしゃれを賢く実現!

せっかくのお出かけなのに、と気を落とさなくても大丈夫。
体型より体調が優先です!!
慌てずにこれから少しずつ戻していきましょう♪
でもせっかくのお宮参りに着ていけるお洋服がない!と悩むママに朗報。
レンタルドレスのおしゃれコンシャスで素敵におめかしできちゃいます。
記念撮影やお食事会は後日に!
生後間もない赤ちゃんは、眠っていたり泣いていたり写真撮影がスムーズにいかないことも。また、お出かけの負担も考えてお宮参りとは別日に記念撮影を行うことで、成功しているママが多いようです!

お宮参りを先に済ませ、あとは「お食い初め」を行う生後3か月頃に延ばすママもちらほら。
赤ちゃんのリズムも少し安定しているのでおすすめです♪
こんなとき、どうする?
お宮参りの疑問
●お宮参りに連れていく上の子の服装は?上の子で一度お宮参りを経験しているママなら、一日のイメージがなんとなくついているかもしれませんね。
ポロシャツやカーディガンなど、お手持ちのお洋服でよそいき着を上手にコーディネートできると◎。
お靴についても、サンダルはちょっと控えたいところですがスニーカーならOKです。
できるだけシンプルなものが好ましいでしょう。
新調する場合は、あまり堅苦しくせず今後も使えそうなアイテムを選んで。
●シングルマザーでもお宮参りしていいの?
なにも気にすることはありません。
大切なお子さんの特別な一日、ママはみんな同じ想いです。
赤ちゃんとのお出かけは荷物も多く、なにかと大変ですから、祖父母がいるとより安心かもしれませんね。
●突然の雨、お宮参りはキャンセルすべき?
ご祈祷や写真館の予約をしているなら、できるだけ日にちを変えたくないですよね。
ただし、あまりにもひどい雨や雪の場合には再検が必要です。
室内で行える写真撮影のみにして、お宮参りは後日にする・・・など、よく相談して冷静に判断しましょう。
●忌中・喪中の場合、お宮参りはできないの?
一般的には忌中(四十九日)を過ぎれば問題ないでしょう。
ただ、家族の中に気持ちの整理がついていない方がいるのであれば、延期することをおすすめします。
お宮参りにぴったりな服装で
大切な赤ちゃんの節目を祝おう
今は昔と違い、親戚付き合いが少なかったり転勤族だったりと、家庭のありかたもそれぞれ。お宮参りのしかたにも正解なんてありません。
ただただ、可愛い赤ちゃんの誕生と健やかな成長をお祝いすること。
大人としてのマナーと、ちょっとしたしきたりは頭の中に置きつつ、我が子の記念すべきセレモニーシーンを楽しみましょう♪