普段着ない正装だからこそ、しっかりとマナーや気を付けなければいけないポイントを抑えておきたいですね。
年齢を重ねると正装でお出掛けする機会が増えるかと思います。
様々なシーンでの適切な“正装”をご紹介させていただきますのでご覧ください。
正装とは、儀式などに出るための正式の装い。また、その装いをすること。
CONTENTS
女性の正装ルール【基本】
主な正装の利用シーンは、「参拝」「式典や祝賀会」「冠婚葬祭」です。人生の節目となるセレモニーで着用するので、失敗するとソワソワしてしまい落ち着かない・・・なんてことのないようにしましょう。
まず、全体的に肌の露出が少ない服装が基本です。
正装に相応しい細かいポイントをみていきましょう。
ポイント
- ワンピーススタイル(女性の服装でいちばん格式が高いです)
- 襟元がつまった首回りデザイン
- 長袖
- ロング丈やミディ丈
- 華美でない無地やレースの生地
- 慶事では、明るい色を
- 喪の席は、黒を
もっとも格式が高い正装ですが、最近ではセミフォーマルに近い服装も正装の枠にはいる傾向もあります。
皇室の方々のご公務ファッションは、正装のお手本です。
是非確認してみてください。
正装(フォーマルファッション)で
お越しくださいといわれたら・・・
シーン別にご紹介
正装のなかでも洋装の場合さまざまなシーンや時間帯によって女性の服装は変わります。せっかくマナーを気にしたのに私だけ何か雰囲気が違う・・・なんてことのないようしっかりとチェックが必要です。
女性の正装が求められるシーン
1)正式参拝
まず正式参拝とは、通常御垣内には入れない特別な場所に入り、神様にお眼通りが叶うということです。ご祈祷は普段着でも問題ありませんが、正式参拝は服装チェックもあります。
華美なものは神様に失礼となりますので気をつけましょう。

まず正式参拝での正装は、参拝先の情報を調べておくのが大切です。
女性の正装ファッションについてそれぞれの場所によって解釈が違ったりします。
セミフォーマルに近い服装でもOKな場所もあれば、しっかりとしたスーツでなければならなかったりする場所もあるようです。
特に指定はない場所でも、ジャケットやジャケットに近い羽織物を用意しておいた方が安心ですね。
こんなことがあるので・・・
“シンプルな黒の袖付きワンピースでいいかな”と思い参拝へ。
ですが、受付の服装チェックでひっかかってしまいました。
その理由は、ジャケットを羽織っていなかったから・・・。
参拝先にもよりますが、服装チェックが通らないと参拝できません。
その場合は、ジャケットを貸していただけたりもするようなのですが、せっかく心を落ち着かせて参拝したかったのに…と残念な気持ちになりますよね?
ですからきちんと正装を守って、正式な参拝に臨んでくださいね。
正式参拝にはジャケットの着用を
靴はローヒールでシンプルなものを
場所にもよりますが参拝先まで距離があったり砂利道だったりすることが多いのでヒールは低いものがおすすめ。ビジュなど装飾品がついているのも避けてシンプルな靴を選ぶのが正解です。
女性の正装が求められるシーン
シーン2)式典や祝賀会
華やかな一面もあり、ビジネスシーンの大切な交流の場でもある式典や祝賀会。そこでの服装のマナーは大切です。
特に、お客様をお迎えする側(ホスト側)であればなおさら気をつけましょう。
ホスト側は清楚に落ち着き感を
ゲスト側は華やかさをプラスして
足元もぬかりなく
女性の正装が求められるシーン
シーン3)結婚式
日本では、結婚式の正装だと“着物”を思い浮かべるかもしれません。着物ももちろん正装ですが、最近では式場の雰囲気や新郎新婦の意向から洋装での参列を求められることもあるようです。
結婚式の正装は、時間帯で注意するファッションポイントに多少の違いがあります。
昼間の結婚式は、肌の露出は控えめにし、アクセサリーもパールなどでシンプルに。
ドレスは、アフタヌーンドレスです。
夜の結婚式は、多少肌の露出できるイブニングドレス、華やかにアクセサリーは煌びやかな上質なものがいいとされています。
ただ、これはあくまでも世界基準。
日本では、昔からの風習もあり夜の結婚式でも肌の露出は控えめにした方が安心です。
一般的にお友達の結婚式や同僚の結婚式で着て行くドレスは、“セミフォーマル”と言われる服装です。
新郎新婦の両親や祖父母が正装です。
お昼の結婚式
正装で清楚に品よくゲストをお迎え
夜の結婚式は少し華やかに
ワンピースを身に纏って・・・
結婚式ならバッグも華やかに
靴もさりげない華やかさを
女性の正装が求められるシーン
シーン4)晩餐会
晩餐会は夕食をいただくフォーマルな場。ドレスアップは、イブニングドレスが正装でエレガントな大人の雰囲気を楽しめます。
露出もOKですが、ミニスカートや胸元が見えてしまいそうな品を欠くドレスアップはNGです。
小物はドレスを引き立ててくれるものをプラス
※公式の晩餐会や格式の高い結婚式など、特別な席では手袋や帽子もマストアイテムです。
女性の正装にふさわしいネックレス
正装でのお出かけの際、最後に考えて忘れがちなのがネックレス。ネックレスも大切な正装の一部です。
それでは、ネックレスでの気をつけるべきポイントをご紹介します。
・お祝いの席
一連でなくても「よろこびが重なる」という意味で、二連や三連もOKと考えるようです。昼間は、パールやクリスタルなど華美にならないものを。
夜の時間は、光輝くようなダイヤやルビーなど大ぶりで華やかなものが相応しいです。
・喪の席
一連のネックレスが正解です。真珠は白や黒どちらでもOK。
ブラックオニキスや黒珊瑚も喪の席には相応しいです。
知っておきたい正装(フォーマル)と
準礼服(セミフォーマル)の違い
フォーマルファッションは今までご説明した通りですが、準礼服(セミフォーマル)とはフォーマルファッションよりも格式が一段下の服装のことです。よくあるセミフォーマルを着用するシーンは、披露宴や高級レストランでの食事、パーティー、子どもの入学式や卒業式などです。
正装ほど、スカート丈や袖丈など長くなくても大丈夫ですが、ミニスカートやノースリーブではNG。
よくある、友人の結婚式マナーをチェックすれば、準礼服(セミフォーマル)の注意ポイントがわかりますよ。
結婚式の服装マナーについて詳しく知りたい方は
こちらの画像をクリック↓
こちらの画像をクリック↓

フォーマルとセミフォーマルの違いについて、さらに詳しく知りたい方は、下の記事↓をチェック。
シーンに合ったドレスアップを
同じ正装でも昼なのか夜なのかでも大きく変わってきます。それぞれのシーンに合った正装ファッションのポイントを把握することが大切です。
あなたらしいドレスアップで非日常な時間をお過ごしくださいね。